―「天童=将棋」から始まった、Kotiaikaの小さな遊び
5 ELEMENTSだけでは語りきれないものを、COLLECTIONとしてまとめています。
その中で、今ある唯一のCOLLECTIONが『将棋』です。
山形県天童市へUターンしてきたことをきっかけに、軽い気持ちで始めた「将棋モチーフ」。
それが、少しずつ作品になり、今ではKotiaikaのひとつの表現になっています。
今回は、そんな『将棋』COLLECTIONが生まれたきっかけと、これまでに生まれた作品について綴ります。
「天童=将棋」を、外に出て知った
―地元にいる時には、当たり前すぎて気づかなかったこと
山形県天童市は、将棋の生産量が日本一の街です。
進学を期に上京、Uターンしてきた私ですが・・・
上京したことで、天童=将棋というのが、将棋を指さない方でも知っているという事実を実感しました。
正直、天童に住んでいた頃は、(若かったせいもあるかもしれませんが)天童=将棋と分かる方は少ないと思っていました。
「将棋で、何か作ってみようかな」
―Uターンをきっかけに生まれた、最初のアイデア
地元の天童にUターンしてきたこともあり、軽い気持ちで将棋モチーフで作ってみようかな、と思ったのがきっかけです。
まだこの段階では壮大なコンセプトなんてないけれど。
「面白そうだからやってみよう。」
ただ、それだけ。
でも、それでいい。と思いました。
自分らしい作品という壁を越えられず、キャンドルから遠ざかっていた私が、またキャンドルに向き合ってみようと思ったのだから。
本物の駒から、型をつくる
― 将棋駒のかたちを、そのまま作品へ
将棋コレクションのほとんどは、実際の駒木地からモールドを作成しています。
将棋駒モチーフのキャンドルを作ろうと思った時、まず考えたのが、実際の駒から型を取ることでした。
手前味噌ですが、行動力はあるほうなので・・・
天童駅直結のパルテの中にある観光案内所にいきました。
そこで、中島清吉商店をご紹介いただき、その足で直行。
駒木地をいくつか購入させて頂きました。
そして、試作したモールドを使用して作成しています。
その他にも、アルミ板でクッキーの抜型のようなものも作って使用しています
シルエットから、駒そのものへ
― 『将棋』COLLECTIONの最初の作品
一番最初に作ったのは、コンテナキャンドルです。
自分で型取りした将棋駒のモチーフを使い、キャンドルの中に将棋駒のシルエットが浮かび上がるようにしました。
東京在住中に、キャンドルスタジオで教わった方法を、アレンジして制作してみました。
そして、シルエットだけでは満足できず・・・
将棋駒の形そのものを活かしたいと思って制作したのが、ティーライトキャンドルです。
気軽に灯していただけるサイズのティーライトキャンドルに、将棋駒の形に成形したパーツを添えました。
ちょうど制作していた時期が年末近くだったこともあり、駒木地を購入させていただいた中島清吉商店をはじめ、お世話になっている将棋関係者の方々へ、ご挨拶もかねてお贈りしました。
「左馬」に、秋の実りを重ねて
― 『実り馬』が生まれるまで
続は力なり。とは言いますが・・・
私は、「経験も力なり!」だと思っています。
もともと手仕事が好きなこともあり、ワークショップなどにも積極的に参加します。
先日、書き駒体験をする機会があり、事前にどんな文字を書きたいのか考えていました。
3度目の体験という事もあり、どんな字を書こうか(その時点で好きな文字が書けるという確信はありませんでした💦)、かなり迷っていたのですが、ふとアイディアが湧いてきたのです。
秋口も近くなってきた頃だったので、「実りの秋」なんて言葉が浮かびました。
豊かな収穫を願って、左馬と稲穂を組み合わせてみたらどうか?と思ったんです。
好きな字を書けるかすら分かっておらず、絵を描いて良いかなんて尚更分かっていないのに・・・💦💦💦
湧いてきたアイディアを形にしたくて、たくさんスケッチをしました。
10パターンくらい描いたでしょうか。
最後に、コレだ!と思ったのが、今の形です。
馬の4つの点をお米に見立てて、稲穂をあしらいました。
ウマいご飯が食べられますように。(豊穣を祈って)
そんな願いを込めて、出来上がった、ちょっと「ふふっ」と口元が緩むモチーフです。
まだ、3つだけ
― でも、頭の中にはまだいくつか
役目を終えて捨てられるはずだったこの瓶や破片。
それを、ただ捨てるのではなく、形を変えて、傍に残すことはできないか。
形は変わっても、そこにあった時間まで消えてしまうわけではない。
そう考えるようになったことが、Kotiaika流アップサイクルの考え方につながっています。
「将棋」は、まだ途中
― これから生まれるものを、私自身も楽しみに
『将棋』COLLECTIONの物語は、まだ始まったばかりです。
キャンドルから始まった将棋モチーフが、これからどんな素材と出会い、どんな形になっていくのか。
私自身も、まだ分かりません。
ただ、「これ面白そう」と思ったものをひとつずつ形にしながら、少しずつCOLLECTIONを増やしていきたいと思っています。
次に生まれる「将棋」は、どんな姿になるのでしょう。
それもまた、Kotiaikaの楽しみのひとつです。

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